ジャイアン伝説
ジャイアン伝説
今回のメンイキャラクターはジャイアン。前回ブログにて少し彼の紹介しましたが、彼は小柄でファットボーイに加えて、とにかく不潔!! しかしながらとにかく神がかった女運の持ち主。彼にまつわるストーリーは耐えることがありません!!
あれは１８歳の夏に起きた事件。夏の一大イベントの花火大会。ちょうど車の免許を取り立ての私たちは、とにかくドライブであてもなく出かけるのが一番の楽しみでした。友達、私を含めた６人は車でその花火大会へ。車種は一般的なセダン車で、乗車定員は５為、一人はトランクルームに入れられるという罰が。これが悪夢の始まりでした。
花火大会終了後、行きと同じく一人はトランクルームでの移動を余儀なくされるます。私達は簡単なゲームでトランクに乗る人物を決めました。おっとその不幸にもゲームに負けた彼の紹介をしなくては!! 彼は友達のジャイアンをひと回り小さくした体つきで、通常はおしとやかな彼ですが、お酒を飲むと人格が変わり、とんでもないトラブルメーカーになります。よって彼をジャイ子にします。そのジャイ子が車のトランクルームへ。
私達はカラオケをする為、車を走らせました。そしてカラオケBOXに近づく頃、パコンとトランクルームの辺りから物音が。そう車移動中にも関わらず、ジャイ子はどうやったのか、中から鍵を開け、トランクルームからの脱出に成功したのです。そしてすぐさま彼は車の天井に登り、アクションスター顔負けの車サーフィンをしたのです。もちろんその間、車は走行中です！最初は驚いたのですが、最終的に危険ではないと考えた私達は、入れ替わり立ち代りアクションスターになりきりました。(とても危険なので、真似をしないで下さい。)
そして最後は我らのリーダージャイアン登場です!!! いい忘れましたが、ジャイアンはとてもカッコつけで、この時も、”今からシュワちゃんになって来るぜ”と捨てゼリフにウインク!!笑 その言葉とは裏腹に、彼はお車の天井に登ると、立ち上がらずうつ伏せになり、フロント両サイドの少し開いた窓の隙間に手を入れ、安定を保ちました。
ここで不幸なお知らせが!! 運転者はあのジャイ子に交代。ちなみに彼は、花火大会でかなりお酒を飲んでいました。ジャイ子は運転席に乗ると、すぐさま高速回転でペダルを踏み込み、瞬く間に時速１００ｋｍ。ちなみに私の座っていたシートは右後部座席。その後、ジャイ子は吸っていたタバコを外に投げ捨て、左フロント窓を閉めました。この意味わかりますよね。上に乗っているジャイアンはその隙間で安定を保っていたのにもかかわらず、ジャイ子はジャイアンの命綱をなくしてしまったのです。安定を失ったジャイアンを知る由もなく、ノリにノッていたジャイ子は高速スピードをキープしたまま左折を。その数秒後、ジャイアンの鬼の形相をした顔を窓ガラス越しに私は見たのです!! そしてジャイアンの姿は一瞬で消え、ものすごい鈍い音と共に、車が何かを乗り上げました。
私達はすぐさま車を停止しました。車内で私達は５分ぐらい沈黙でいました。その時の私達の気持ちはしっかりと通じて合っていたと今でも確信しています。彼を踏んでしまったと!!
緊迫した気持ちのまま、私達は車を降り、後方を振り向きジャイアンを探しました。がしかしその時は深夜１２時を過ぎていたので、あたりは薄暗く、彼の姿を確認することができませんでした。はち切れそうな心臓の鼓動を抑えながら、ゆっくり歩み寄っていくと、かすかなジャイアンの低い声が”ウォ～ウェ〜痛いよ!!”そのうめき声とともに私達は救われました。
ジャイアンの様態はと言うと、彼の右太ももを車が通過した為、内太ももにはクッキリとタイヤ痕が。その後、ファーストフード店に彼を連れて行き、大量の氷と水をジャイアンに与えました。私達はと言うと、彼が病院に行きたいと言いているのにもかかわらず、ハンバーガーとこのストーリーをジャイアン伝説と称して語り合いました。そう朝日が登るまで！笑
人間とは不思議なものです。とんでもない緊張感から開放されると、笑いが止まらなくなることをその時初めて学びました!!! この場を借りて謝りますごめんなさいジャイアン。
まだまだ多くの忘れられない貴重な思い出があります。次回もジャイアンの伝説をお伝えしたいと思います。ちょっと英語から道を反れていますが、過去のストーリーと交互に掲載できたらと考えています。引き続きよろしくお願いします^^
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